電子書籍「ビッグクエスチョンについて考えた平凡な人の自伝」を出版しました。
このテーマも科学好きにはたまらない話なのですが、
いつも結論がでません。
今、我々の生きている宇宙は、
137億年前ビッグバンが起こったとされています。
ビッグバン以前の宇宙には何が存在したのか。
アレキサンダー・ビレンスキー博士は、無の世界から突然有る大きさを持ったものが生まれ、
その結果ビッグバンが起こったということを量子論のトンネル効果で解説。
スチーブン・ホーキング博士は、虚数時間が実時間になったとしていますが、
これは理論上の可能性の話。光が生まれて後、観測できる宇宙が存在するようになったため、
光が存在する前の世界を推論すら困難なのです。
科学からはそれてしまうのものの、
キリスト教というより、その大本であるユダヤ教によれば、
旧約聖書の有名な句「するとそこに光が在った」となっているし、
仏教では、無から有が生まれたとなっており、
突き詰めると、無も有も同じというような解釈も成り立ちます。
認識する方法が生まれて後、認識できるようになった訳であり、
認識力を持たない時点の世界の認識ができないというような、
認識論の限界に突き当たってしまいますが、
それを越えた世界が存在していたのではないかという課題を考察する夢は残されるのです。
学生の時には、毎日こんなことを考えていましたが、
生活に追われる身となってからは、
とんとご無沙汰してしまっていたテーマです。
他に考えることがあるだろっ!
っていつも言われ続けて来ながらも、
この結論の出ないテーマに
時々襲われてしまいます。