心理学の記事一覧

60年近く生きていると、この世の問題の根源は人間を恐怖で縛ることだと思うようになりました。恐怖で縛るのは、最も許されないことです。会社、学校、家庭、国家、どの問題をとっても共通の問題は、「恐怖」でしょう。

最もわかりやすいのは、「宗教」。

私が思うに、理想の宗教は、次の条件を備えていなくてはなりません。
1.人を恐怖で縛らないこと。
2.信者からお金を一切巻き上げないこと。

そのうえで、人々に希望を与えるのが理想の宗教です。

1.の意味ですが、これは、「~をしないとXXXになってしまいます」とか「~を欠かさずしなければなりません」などのように、
「~しなければならない」という条件を課すこと。これを聞いた人は、「~をしないとまずいんだな」と思うようになります。これは絶対に課してはならないことです。要は、人に恐怖を植え付けることだから。
恐怖からは何も生まれないし、恐怖からある程度の秩序や効果が得られたとしても必ず限界があります。
だから、「~しなければなりません」という条件を課す「恐怖」を受け付ける宗教は偽りです。

「~しなければなりません」から自由になってください。すぐに自由になれなくても構いません、というのは「自由にならなければならない」という囚わた状態は好ましくないので。適当にマイペースで徐々に束縛から逃れてください。

束縛から逃れることで、精神的に悪い方向にはいきません。
罰を受けることは、この宇宙ではありえません。
何故なら、無条件に皆、存在し始めからです。無条件に存在を続けられるはずです。
そうでなければ宇宙そのものに矛盾が生じます。

ただ、束縛を与えている人から物理的に危害を加えられる場合があるので、
そのような場合は注意が必要です。
物理的な束縛から逃れる方法は別の時に話しましょう。

2.については、「お金」は、今、貨幣経済に生きる人々にとっては、物質的な面だけにおいては基本的なよりどころなので、この重要なものを差し出すようにいうのは、絶対にあってはならないのです。おそらく宗教活動の維持拡大、あるいは教祖の生活維持向上のために差し出させるのだと思いますが、その必要性は真の宗教にはありません。もちろん、信じる人が自主的に、恐怖から逃れるためでなく、無償で差し出すことは止められませんし、そのような行為は美しいと思います。

こう言ってしまうと、この世に存在するほとんどの宗教が「正しくない」ということになりそうですね。
私には、ひとつひとつ批判したり評価したりする興味はありません。
ご自分で判断してください。

また、ここまで「宗教」と表現した言葉を「組織」と言い換えても同じです。
一人一人は非力な人間。すぐには正せないので、徐々にゆっくりと変革していきましょう。
「恐怖」「強制」はなしですよ。これらは失敗の条件なので。

ゆっくりとでも一歩一歩進めていけば必ず問題は解けます。
それは宇宙の秩序だから。

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ちょっと海外に出たので、若干内省の時間を持てました。
ということで、たまにはこのブログの本題に触れましょう。そう「転職」の課題。確かに年齢は、今の日本社会では、再就職には、ものすごいハンデです。繰り返すこともありません。
でも成功の確率を上げることはできます。

それは何か。

メンタルの強さを鍛えることです。

高齢?である私ながらに長年いろいろ経験して得た知識ですが、おそらく生まれながらにしてメンタルの強い人はいません。単に忍耐力が強いか、ストレス耐性があるか、ストレスのかわし方を会得してしているかの違いです。
よく世間でいわれる「鈍感」なやつがストレスに強いのは全くの誤り。なんとか耐えている人への僻みにすぎません。もとより、鈍感さが良いわけではありません。ストレスに負けない人は、かえって敏感なのです。

上にあげたストレス処理の3つの方法のうち、最初の二つは決して精神性として「ストレスに強い」わけではなく、身体能力も絡んできます。身体的に強い、過去に経験した精神的困難で耐性ができているなど。

誰にでもすぐに取り組める方法としては3番目の「かわし方」です。
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実は、ミラクルパワーは自分たちに中にあります。

最近、過去の記事ガヤトリーマントラへの問い合わせが多いですが、神だのみの方法ではありません。ただ唱えるだけでよいのではないと思います。

この神秘的なパワーの真偽、あるいはその作用のメカニズムなど、私に説けるものではありません。しかし、効用の恩恵に浴することはできそうです。

前の記事で書いた通り、問題解決には、思考作業でもよいので、短時間でも真剣に考え、「天命を待つ」ことが解決策なのですが、この行為が必要なのです。

これをインド哲学では「瞑想」というのかもしれません。

この思考作業をやり尽くすこと。その作業を支えるために祈りは通用するかもしれません。雑念を払い、集中力を高めるために。

自分の解決力を最高限度まで高めたうえで、改めて「祈る」、「マントラ」を唱える。パワーストーンを握りしめるなど。自分に合ったダメ押しをする。

それがさらに解決力、治癒力、打開力をさらに増幅するのだと思います。

大げさにいえば自分たるアートマンと宇宙たるブラフマンが一つになるのでしょう。

繰り返しますが、一心不乱に何か強いものにすがればよいのではありません。一心不乱になること自体は、心を無心にし、雑念が払われ解決策にたどり着くかもしれませんが、本来は、自己解決能力を最大にして、その状態になったとき、超自然の力と同調できるのが真実です。

問題から目をそむけず、敵から目をそらさず、逃げず、あくまで自分を無心にするパワーで、落ち着いて自分で問題の解決に当たることが基本です。

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