「ニュートンの万有引力の法則」。とても有名ですね。リンゴの落ちるのを見て、地球には重力があること、そして全てのものが互いに引き合っていることを発見した!というのは本当かどうか怪しいらしいですが、彼が引力の、そして重力の発見者とされています。
これは47歳ぐらいのころのニュートンの肖像画です。
84歳没ですから、17-18世紀を生きた人物としては長生きできたといえます。
世の中の、当たり前のことに法則性を見出すというのは簡単なことではありません。上からものを落とせば、落ちるのは当たり前だ!と感じてしまっては、それでおしまいです。
しかし、引力が何故存在するのかは、誰にもわかりません。
この辺に「科学」の誤解、過度の期待などの思いがありそうです。ありふれたものの存在理由と、その逆である、あり得そうもないことへのその非存在理由はだれにもわかりません。
まずありふれたものについていえば、成長期の子供にありがちですが、その子供の何故攻撃には、せいぜい3回程度の追求でギブアップになるはず。
それほど、この世にあるものの疑問解消努力は儚いものです。
逆にあり得そうもないことについても、何も言えません、無いことの証明は難しすぎますから。
タイムマシンができないの?宇宙人は居るの?
簡単には回答できないはず。意見、推測はいくらでもできます。
話しを元に戻せば、ニュートンはまず目に見える世界の法則性をまとめた人です。彼の成果を古典物理学などと称しています。我々の世界は、因果律に支配され、再現性のある世界です。そのため科学が発展してきました。これからも便利な世の中になるはず。しかし、目に見えない世界を知る難しさ、手の届きそうもない世界を理解する難しさは一向に変わりません。
宇宙の外はあるの?時間の始まる前なんてあったの?
誰も応えられません。
科学の歴史では、次のステップとして、目に見えない世界について、語り始めるわけです。
そこで、アインシュタインが登場するわけです。
ではまた別の機会に・・・・・