説明のつかない効果、あるいは結末。
何が作用してうまくいったのかまったくわからない解決。
そんなことは稀ですが、長く生きていると、そういうことも経験します。
いくら祈っても結果が出なかったのに、窮地に陥り、祈る事も忘れ途方に暮れていたら、
ある瞬間、あっさりと解決してしまうというような奇跡。
もちろん頻度は多くありませんが、そんな経験があります。
たとえば、スイスの山で雪渓から滑り落ち、
下は千尋の谷、もうおしまいかと思った時。
思い切り、右手を雪の壁に差し込んだら、
ちょうど体を支えるのにちょうどよい深さで腕が刺さり、
滑るのがとまり、ゆっくりと雪の壁に穴をあけながら、両手で登りあがって、
九死に一生を得たことがあります。
単なる偶然か?そうかもしれませんが、
助かった私は、そうは思えません。
「現実は、小説より奇なり。50代後半でなぜ再就職できたのか」の続きを読む »