中秋の名月の記事を書いたばかりですが、実は今年は重要な天体現象を伴っていたんです。
それはスーパームーン。いつもの月より大きく見える現象。明日、9月9日はこのスーパームーンの日。
これは前回起きた時のNASAの映像。
月は地球の周りを楕円軌道で公転しているので、距離は常に一定ではないのです。月が地球に最も近づいた時(近点)に満月あるいは新月を迎えることをスーパームーンと呼びます。これは俗称ですが、興味深い呼称なので、そのまま使わせていただきます。NASAによると、近点の満月は、遠点(最も遠い点)のものよりも最大14%大きく、30%明るいとのこと。
特に最接近して近地点から前後1時間以内に満月を迎えることを「エクストラ・スーパームーン」(Extra Supermoon)と呼び、1950年以降では、1955年、1974年、1992年、2011年、2014年が該当。
今年は、7,8,9月と続けて3回もスーパームーンが起き、前回の8/11は、この「エクストラ・スーパームーン」でした。
実は、私は前回、見事に見逃してしまったので、今回は見逃さないようにします。この次は20年後ということですから。
日本時間では、9月9日午前10時38分が満月なのですが、今日の夕方か、明日の夕方でも十分大きな月が見られるでしょう。
実は、このスパームーンという呼称は、占星術師のRichard Nolle氏が名付けたのだそうです。天体現象はいろいろ人間か環境との関連性があると言われるので、災害予測や占いの世界でも注目されているわけです。
このブログでも「科学の先に事象ありき」と何度も唱えているとおり、天体事象と人間の運命や災害との関連性は、それを関連付けるには途方も無いデータが要る課題のひとつなので、とても科学では容易に解明できないはず。つまり、まだ科学では手に負えない課題です。しかし事象は科学のメスを入れる前に存在します。吉か凶かはわかりませんが。
スーパームーンや太陽黒点の増減、惑星直列などは、何らかの怪しさを秘めています。睡眠周期、女性の月経周期、明け方の死亡率/出産率の潮汐力の関係など、地球という天体から生まれた人間にも簡単にわかる天体の運行との関連性があります。天体現象は決して無視はできないですね。