「宇宙が始まる前には何があったのか」は、ローレンス・クラウス氏の著作です。英文の原題は、「A univerce from mothing」(宇宙は無から生まれた)という題名で、これは私にはただ事ではないテーマです。この本のタイトルは、以前の記事『「無」とは何か』で紹介しています。7月末ごろ購入し、読み始めたのですが、ようやく読み終わりました。難解な箇所を何度も読み返しました。
幼少時より、次の疑問に不意に襲われ、なんとなく自分から浮いたような恐怖を体験してきました。
宇宙はいつから存在するのか
宇宙がある時点から始まったとすれば、その前はどうなっていたのか、またそのことを解明できるのか
時間に始まりがあるのか、終わりがあるのか
時間が始まる前を問えるとすれば、時間の存在しない世界をどう想像すればよいのか
無から有が生まれるのか
無とはどう理解すればよいのか
などです。問いかけ自体も正しいかどうかもわからない問いなのです。
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