仕事で外出。そんな時、昼食はどうするか。
日本人だから日本食?そんなことはまずありません。
このブログでも何回かお伝えしていますが、日本食はとても高級。まぁ、日式ならリーゾナブルかな、という感じですね。全世界の15%程度の国を訪問した(大したことないですね、まだ)私の知る限り、日本食で安かったのは、スペインとドミニカ共和国ぐらい。
もちろん、日本食を否定しているわけではありません。きちんとした食材を空輸していれば高いのは当たり前。日本食レストランは、週末の寛ぎの時間を家族と過ごすにはもってこいのオアシス。
さて、今日は、スバンジャヤSS15のアジアカフェ。
数ある中で、インドカレーにしました。中華系やママック(マレーシアアレンジのインド料理)ばかりだったので、たまには純粋にインド風で。
これはマトン(羊肉)のビンダルーで、こちらの言い方では、カンビン(羊)ビンダルー。
私の作るカレーはチキンカシミールで、スープ系です。日本の九段下にあったころのアジャンタという店で作り方を教わりました。もうだいぶ経つのですが、私が日本からいなくなってから、麹町に移ったようです。
このビンダルーというのは、私はまだ作り方を知りません。
おそらくトマト系の準激辛カレーペストにグリーンチリ(マレーではチリパディという)を入れたもの。まぁでもメニューの中では一番辛いはず。ビンダルーには、具を替えればチキン、プロウン(中くらいのエビ)、ビーフ(インドじゃでないけど)などがあります。欧州のインドレストランで、「一番辛い奴っ」とオーダーすると、ビンダルー系カレーが出てきます。
マレーシアで激辛といっても、そりゃ日本よりは辛いですが、近隣国の「タイ」ほどではありません。
タイの有名な春雨サラダ、「ヤム・ウン・セン」を「構わないからローカルテイストで頼みます」というと、気合の入ったものが出てきます。タイに言ったら、必ずこのローカルテイストの「ヤム・ウン・セン」を食べます。
というわけで、インド風とはいえ、なかなかの味でした、私には「合格!」。これで、13リンギット(約400円)、そうやや高めのローカル昼食でした。
飲み物は、これ。ホワイトコーヒー(White Coffee)。
動き回った後で暑いので、アイスにしました。普段はホットで飲みます。
ホワイトコーヒーとは、簡単に言えばミルクコーヒーなんですが、ローストの利いたコーヒーに、甘めに砂糖を入れたミルクコーヒーです。カフェインの量が若干多い感じがします。
初めての日本人には、甘くて飲めないかもしれません。そんな場合、「less sugar」でお願いすればOK。ホワイトコーヒーの故郷は、マレーシア第2の都会、北に位置する「ペナン」です。中華系の人が多い待ちで、欧州人の駐在の人も多い。
これは、レシートも映っていますが、2.45リンギット。80円はしないですね。
このアジアカフェという店ですが、隣国シンガポールで有名なホーカーズ(Hawkrs)スタイルです。いろいろな小さな専門店は集合していて、とても広い。ざっと思い浮かぶだけでも、中華系、インド系、韓国系、日式、パスタ、ピザ、純粋中華風などいろいろあります。「~風、~式」とあえて言うのは、やはり、その料理の国に行って食べるとの、味が違うから。でも、それなりに楽しめます。
複数で来た場合は、まず空いているテーブルを見つけ、テーブル番号を覚え、一人が留守番して好きな料理を選んで注文します。テーブル番号を店の人に伝えると、持ってきてくれます。料金は後払い。そして今度は留守番していた人が注文に行くという方法。
ひとりできた場合は、まず注文して、店の人には「あの辺にいるよ」といって指差してから、近くのテーブルを摂ります。たいていこんでいるので相席を嫌がる人は普通はいません。
インド料理以外には、あたりにはこんな店も。
紫の看板には「中華料理」って書いてありますが、日本の中華料理メニューとは違います。この店、ちょっとオイリーなんです。
1文字隠れている黄色の看板は「福建麺」。左の緑の看板には「Economy Rice」と書いてあるのですが、ちょっと暗くて見えませんね。中国語では読んで字のごとく「経済飯」と書いてあります。その名のとおり、1食、5-7リンギット。先ほどのカレーの半額程度。でもマレーシアで一番安い料理は、素焼きパンの「ロティ」、2から3リンギット。
ローカルのものに頼って「衣食住」を凌げれば、日本の物価の1/3と言われます。しかし、輸入物はその輸入元より値段は高い(輸送費、輸入税のため)ので、外国人にとっては、生活コストはその人の選択次第ですね。
しかし、最近の円安、強烈ですね、とうとう1米ドルが106円台。ついこの間まで、80円とか行っていたのに。日本の銀行から送金する場合つらいです。