化石燃料とは、石炭、石油などのことですね。
中でも、ガソリンは車の燃料なので、天然資源としては、もっとも重用されているといえます。
年初、1リッター、130円程度かと思ったら140円に迫る勢いです。
為替レートに連動しているのかと思いきや、
もっと複雑なようです。
過去には安い時は70円レベル、高い時は150円というのもありました。
昨年まで私が居た、南アジアの国では、10年間で、45-75円ぐらいで、日本よりは常に安く、
レート変動にもよりますが、平均で半額ぐらいです。
でも物価は平均で日本の3分の一なので、アジアの人たちは苦労して車に乗っています。
近代の歴史上、車社会が確立してからというもの、産油国が富を得るという仕組みができています。
産油国はいわゆるアラブ諸国と重なります。一方で、言わずと知れた米国は、
世界のTOPに君臨したいため、このアラブ諸国の繁栄が気に入りません。
これが、国際的な課題として、常にあり、戦争の火種になっています。
今話題総なめのIS(Isramic State)、そうイスラム国ですが、これもアラブなのですが、
趣はことなります。アラブの中でも超過激派として考えられており、
指示されているわけではないようです。
身代金による活動資金を得ているといわれていますが、
やはり地の利と歴史上、アラブの石油は絡んでいるに違いありません。
米国は、今までISの人質に対し、その家族が個人的に身代金を支払うことを禁じていましたが、
それを許可するような動きをとったというニュースが流れました。
アラブ側の繁栄が脅威だから、米国側に賛成かといえば、
環境問題などでは、中国並みのモラル。とても全面賛成できない国です。
ただ、化石燃料という地理的な偶然性で、努力もなしに、地球への貢献も薄いであろう、
アラブ諸国がこのまま胡坐をかいているのは、良いのでしょうか。
化石燃料で走る車は、公害のもとでもあり、やはり代替エネルギー機関で、
走るようになるべきです。
日本の出番ではないのかなと思います。
そうすれば、米国と日本のバランスも良くなります。
今、なぜかしら右傾化傾向があるとみられる政府ですが、
自衛隊後方支援の課題は、具体例を出して、国民にはよく理解させるべきです。
人類というものは、まだ倫理的に発達途上なのですから、
昔よく議論された無防備を善とする左翼的思想は滑稽なだけであり、
逆に、戦いを先導するような国になることは絶対にあってはならないことです。
無敵の楯は評価されるべきであって、楯は鉾にはなりえません。
どのような仕組と武器が、鉾には絶対なりえない最強の楯となるのか、
とことん議論すべきではないかな。