英会話を始めるのに年齢は関係あるのか
良く取りざたされるテーマです。外国語は、子供のうちからでないと身に付かないとか、高齢者でもぜんぜん問題ないとか。これは私自身が経験者なので、自分と私の子供で実証済みのテーマです。
年齢を語るには、自分の年を明らかにしないと、あとでピンとこない話題になってしまうので、50代後半とだけ言っておきます。高齢に驚きましたか。ネットビジネス、海外での仕事などに年齢は関係ありません。幸い体力とまずまずの健康があるので、助かっています。仕事がうまくいくかは、個性次第。
さて私自身、外国語を仕事に使うようになったのは、38歳のころ、外国語を始める年齢としては、結構遅い方です。その昔、人の適正を理系とか文系とか分けた時代がありました。学生時代、ほとんど、数学と物理しか興味がなかった私は、その他の科目で、いわゆる知識が無いと100点を取れない科目は英語も含めて苦手でした。
というわけで、英語は会社に入って苦労することになったわけです。しかも、就職後、10年以上も、海外の人からの電話の取り次ぎもできず、いつもフリーズしていました。
そんなある時、海外営業への辞令が出たのです。その部署への転任だけはあり得ないと考えていた部署です。中小企業だったので、社長から直々に。
慧眼の社長として、密かに尊敬していたのですが、こんな辞令を出すとはっ!としばらく、落胆の日々。しかし、後でわかったのは、結果として成功してので言えますが、ビジネスマンとして最後の足りないところを鍛えてくれたわけです。
「理系の人間に外国語は不要!」と粋がっていた私は、一念発起して、ウォークマンで、通勤電車の行き帰りを利用して、約半年の準備期間中、必死で英語を聞きまくったのです。たまたま探し当てた教材を繰り返して、最後までやりとおしました。単語力を鍛えるため、ふつうは大学受験でやる教材の豆単語集もやり終えました。
赴任した先は、欧州。英語が母国語の国ではなかったのですが、仕事では英語で十分。ウォークマンだけでは不足していた実践でしか鍛えられないパワーを現地の人に補てんしてもらいました。もう20年前の話です。
というわけで、外国語は、熟年層になったとしても習得できるというのが私の持論です。