明日、うるう秒が実施されます。午前9時前の1秒間です。8時59分60秒がお知らせされるはず。
子供の時に興味を持ち、一度、電話の時報で聞いたことがあります。
1972年に初めて適用され、以来、明日の時報で、26回目。
しかも、現時点ではまだ次回が決まっていないとかで、
レアなものになりそうです。
そもそもうるう秒は、地球の自転周期をもとに運用されてきた実用時間と、
原子時計の厳密な時間とのずれを修正する目的で導入されたということです。
地球の自転がぶれるということですね。
だんだん遅くなっているかというと、そうではなくて早い時もあるそうです。
ただ、この40年間は早くなっているけれども、
もっと長い単位では遅くなっているらしい。
なので、うるう秒は、1秒増やす(正のうるう秒)こともあれば、
1秒減らす(負のうるう秒)こともあるそうです。
セシウム原子の振動数は、地球の自転周期よりも精度が良いのは、
事実ですが、両者の関係をもっと精度よく扱えば、頻繁なうるう秒適用は必要なかったらしいし、
過去にもっと少ない回数の+/-補正をすれば、頻繁な適用は不要だったという説もあります。
日本で、なぜ明日の9時前に調整するかですが、
これはグリニッジの世界標準時より日本の標準時は、
今の季節では9時間すすんでいるからです。
夜遅い時間であれば、
家族そろって時報を聞くということもできるのですが、
ちょうど忙しくなり始める時なので、
直接時報を聞ける人は多くはないですね。