たまには銀行の話でもしましょう。
マレーシアで銀行口座を開くには、どうするか?
一般の企業で、予め就労Visaを日本の本社が準備して、マレーシアでは、アシスタントや総務が銀行口座を開いてくれて、それで全く問題がない人にはまったく無用の情報です。
マレーシアで生活する日本人にはいろいろな人がいますが、まぁ大半は、日本企業からの派遣者。あるいはMM2Hでしょうね。このような方々は、基準がしっかりしているので、不便は感じないでしょう。
密入国者のサバイバル方法については、ちょっとこのブログでは書けません。
要は、その中間に位置する人たち。派遣されたけど、本社がつぶれてマレーシアで「ぷー太郎」になった。あるいは、個人事業主として一旗揚げようとして来た。バックパッカーでパスポートに自動的に付与されている日本人への共通条件である90日以内の滞在の中でバイトして食いつなごうといった輩。
いろんなひとがいるはず。
大きな声では言えませんが、私もその部類です。派遣者なのに、首を切られて、日本への帰国費用も保証されないまま、仕方なく、個人事業主としてネットビジネスで食いつないでいるのですから。
とにかく、暮らすには「銀行口座」が要ります。
現地で稼ぐ場合も小切手の世界ですから、必ず必要、日本の銀行に残高があり、送金する場合にも口座が必要です。でないと、日本の銀行はとても保守的で、海外での引き落としやインターネットでの海外送金など、海外では当たり前の機能が、ごく一部の限られた銀行にしかありません。その限られた銀行のカードで、海外で出金しようとすると、4%ぐらいの手数料がかかります。日本の銀行は極めて不便です。HSBCやCitiBankを見習うべきでしょう。
それはともかく、マレーシアで銀行口座を開くには、まず絶対条件は、Visaが必要です。マレーシアで収入がある人が持っているVisaです。「Visit Visa(訪問ビザ/観光ビザ)」では開けません。厳密にいえば、海外にいて、一定額以上の資産のある人以外には。
多くの場合、就労Visaということになりますが、「Professional Visa」でもOKです。「Professional Visa」とは、特殊技能を持ったと入国管理局が認めた人物に支給されるVisaです。
次に、ほとんどの場合、要求されるのが、次の条件
・就労する会社が発行した「雇用証明」
・マレーシアの居住証明(自分の住所に来たレターや請求書でOK)
・初回のDeposit(預金用の現金):250から3000リンギット
以上が一般的な条件なのですが、最近、驚いたのは、就労Visaと簡単な質疑応答で即日口座開設、しかもDebitCardまで、所要30分で発行という銀行がありました。預金も受け付けでは、1500リンギット必要と言っていましたが、オペレーターのお姉さまは、「不要です」、口座に入れておいた方が良ければどうぞとのこと。気味が悪くスムーズなので、私は500リンギット入れておきました。
それは、「Standard Chartered Bank」です。
条件というのは、ころころ変わります。この銀行も昨年は口座を作れませんでした。
私の知る限り、最近の情報では、次の銀行では、外国籍の就労者でも口座が作れます。
・Maybank
・Public bank
・HSBC Bank
・HongLeong Bank
・CIMB Bank
・Citi Bank
RHB、Allianceは駄目のようです。
しかし、定款が変わるし、なんと担当者によっても手続き条件が異なるのがマレーシア。
口座が欲しい人はしつこく探してみましょう。
キャンペーン期間中は作りやすい場合もあります。