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代表的な人類の嗜好品、「酒」について考えてみます。
酒は飲める人と飲めない人がいます。うろ覚えですが、酒を分解する酵素は、2つあって日本人は、
1つしか持たない人、全く持たない人がいるそうです。

全く持たない人が、ビールコップ半分でも真っ赤になるのでしょう。

一方、西洋人は酒に強いと云われます。
だから、かえってアル中が多いとも、アルコール起因の疾患も多いらしい。

まず冒頭にAll Aboutのメッセージを引用しておきましょう。

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例えば、日本人に多い脳梗塞は、飲酒経験がある人の方が少ないといわれています。アルコールで血栓を作る血小板の機能が落ちるので、脳梗塞のリスクが減るのです。その他にも、下記のようなメリットがあります。

HDL-コレステロール(善玉コレステロール)増加
末梢血行改善(冷えを改善)
ストレスを解消
コミュニケーションの空間を作る(ノミニュケーション)

しかし、後のページで詳しくご紹介しますが、お酒による悪影響もあります。例えば、食道から大腸までを含む消化管の悪性腫瘍に関しては、飲酒によりリスクが増加する傾向があります。また、飲酒直後は血管が拡張するので、血圧が下がりますが、長期的に見ると高血圧の原因にもなってしまいます。

気になる総死亡率で言うと、飲酒しない場合と比較して、日本酒換算で3合(3単位)までの飲酒の習慣がある人は死亡率が低下し、4合(4単位)を越えて飲酒する習慣がある人は増加する傾向があります。


というわけで、まず酒は毒ではないので、安心していろいろ考えてみます。

マレーシアでは、アルコール飲料は高いです。日本と同じか少し高いくらいの価格。一般の物価は日本の1/3なので、要は、マレーシアの消費者にとって、酒は日本の3倍以上の価格ということになります。

何故高いのか?それはマレーシア国民の大半を占めるマレー人がイスラム教徒であり、酒を飲まず、中華系、インド系、そして外国人のみが酒を買うため、高い関税を課しているからです。

確かに、周辺諸国では酒は安いです。ビール大瓶1本、マレーシアで600円ぐらい。これが中国だと40~50円。
タイ、ベトナム、フィリピン、カンボジアなどでは、50~100円。物価に比例した順当な価格です。

ビールの本場、欧州に目を向けると、ドイツは400-500円だったはず。スロベニアは若干安くて300円。
でも、北欧は、マレーシアよりも高いので、お土産に酒を持っていくと喜ばれました。

さて、私の一番好きな酒はと言うと、日本人だからというわけではないと思いますが、
でもやっぱり一番触れる機会が多いからでしょうか、日本酒です。
辛口の吟醸かな。

次は何か、これは難しいので、一気に言うと、
テキーラ、ワイン、焼酎、ウォッカかな。
世界中のほとんどの酒はいけますが、ただ一つ、ギリシアの「ウーゾ」は好みではありません。
ビールはスターターなので、好みの順位には入れません。

今日は、ワインポリフェノールがどうの・・・とか、適量の酒は中性脂肪の代謝を促し・・とかいうのは
控えておきます。

プラシーボ効果で明白なように、精神的な考え方は身体にも影響を与えます。立ちくらみで、倒れるのを、
気を張って防ぎますよね。

要は「気の持ちよう」で、ある程度体に良い影響を与えることがあるわけです。

All Aboutの引用のごとく、酒はストレス発散効果絶大、つまり心身の健康に良いということになります。

気を付けるべきは、自然に楽しむこと。私は、良く「たくさん飲むねぇ」などと言われますが、
1週間以上も飲まないときもあります。また一人ではあまり飲みません。全くとらわれがないです。

このブログのテーマのひとつに宗教へのアプローチがありますが、
多くの宗教で酒を禁止しているのは、酒に人間がコントロールされてしまうからです。
日本流に言えば、「酒に呑まれてしまう」から禁止しているわけです。

日本は不思議な国で、古来からの神道では、酒は神とつながりが深く、神聖なものです。
宗教が変われば解釈も異なる。

要は、人間に大事なのは、何かにコントロールされず、自分でコントロールすることです。
しかもそれが無理なく自然にできることがゴール。
これは孔子の言葉にありましたね。

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