40代後半でした。あの当時、私の会社の置かれた業界は不況に見舞われました。
会社自体、中小というより小企業だったので、生き残るのに大変でした。
容赦なくリストラ、給与カット!
もうブラックと呼ばれようが、日本本社はなりふり構わず、
お構いなし。
海外では、労働者は法律に守られていますが、
どうやら日本は守られていない。
経済大国、先進国ということで、日本は国際的にステイタスが高い!はずっ、ですね。
残念ながら、私はそうは思わないのです。
特に欧州で暮らした経験があると、
違いに気づきます。
とにかく、40代後半で、あわや派遣現地でリストラという事態に。
そこで、考えました。
海外派遣の身で、現地で転職できるか?
これは非常に困難です。
そして不利!保証もない。
海外で仕事するには、会社はその個人を守らなければなりません。
各種保険(健康保険、雇用保険)、Visa、海外で効率的に仕事をするに安全な住居など。
このようなものは保証されねばなりません。
年金はかろうじて凍結処理になるので、
日本に住所がない限り、未払いという扱いにはなりません。
それらの保証が、一切カットされてしまったのです。
帰国しようにも、渡航費が出ません。
家族帯同なので、安い飛行機でも結構高額です。
さすがに、リストラといっても、
「個人雇用契約者として残す」ということになったため、
いくばくかの報酬は継続ということにはなりました。
さて、それから先は、今だから言える話であり、
しばらくの間、なんとかしのぎ、
命からがら帰国することになったのです。
結論から言えば、
海外派遣者が海外現地でリストラにあった場合、
転職は相当困難です。
インターネットでいろいろ斡旋会社ありますが、
高齢者には冷酷です。
仕事の能力よりも年齢なのです。
この辺のところ、おいおい綴っていきます。