定年とはなんでしょうか。
55歳から60歳、そして65歳と延長する会社が増えています。
とくに法律で決まっているわけではないですが、定年とは何か。
その前に、仕事とはなんでしょうか。
以前、私は、就職の面接で、「仕事は食べるためです」と応えて、
驚かれたことがあると記事に書いています。
確かにこんなに正直にいう奴はいません。
有名なボードゲームの人生ゲームに、サラリーマン以外の専門職のカードがいくつかあり、
医者、レーサー、芸能人などがあります。
子供たちはこぞってかっこいい仕事を選びたがります。
フリーターがあるのは笑えますが、現実は、なりたい仕事に就くことが難しい以前に、
真になりたい仕事はなんなのかを自覚することが難しいのではないでしょうか。
要は、この世の中には「何かなりたい職がある人」と
「イマイチ決まらない人」がいます。前者は、はっきりしていてもう、
自分の進みたい道にまい進すればよいでしょう。確かに、それでもいばらの道はありますが。
後者の場合が困り者です、この集団には、学校の成績が良い人もいます、
成績と進路の選択はあまり関係ありません。
学科は好きであればできてしまうでしょう。
でも、それを極めた先に、必ず適職があるわけではありません。
私も含め、多くの人が、なんとなく、決められないまま、
いろいろな周囲の状況や偶然性からなんらかの就職先を決め、仕事を決めていきます。
決めないと食べられませんので。
というわけなのですが、就職した際、さほどモチベーションがなくても、
はじめは先輩に教育されて、いやいやながらでも仕事を始めれば、
いつの間にか慣れてしまい、ある程度流暢にこなすようになります。
そして、特に好きではなかったし、向いているとも思わなかった仕事ですが、
食べるためにやっていたにも関わらず、なんとなく人よりも
流暢にこなすことに快感を覚えるようになります。
もちろん一般論的な話なのですが、仕事には、「息抜き」「妥協の時間」などがあり、
躓いたり苦しんだり、疲れたりした時に、休める時間も取れるのです。
はじめは、「毎日通わなくてはならない、大変だ」とさえ考えていた職場でさえ、
なんら困難を感じなくなります。
不思議なモノです。麻痺でしょうか。
そんな風に言わなくてもよいでしょうね。
そして、入社時は、何もわからなかった新人でも、
「やりがい」さえ覚え、運よく取締役などになれば、
企業として社会に貢献しているとさえ言えるようになります。
そして、なんだかんだで定年。
それが定年なのです。
次の記事では違った角度から見てみます。