海外から自力で引き揚げてきた話をしました。
海外勤務者は、現地で転職できるか

向こうを引き上げる前に、どうしても転職先を決めたかったのですが、無理でした。

現地での活動も、4年間も継続していたのですが、結局実らず。

敗因は、高齢。
管理職の話も時々でるが極めて稀であり、40代から埋まる。

特殊技術があるわけではない。
海外支社の社長、工場長などは、通常、後任が日本から来るので、
すでに海外に居る者を採用することはほとんどない。
日本でのステイタスを築いた人物は候補として最も多い。

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転職サポート会社は口をそろえて言います。
しかし、本音は、海外に慣れ、経験も積んだ人間は、
貴重であり、即戦力になるので、本当は、引きが多くてもよいと考えているとのこと。

海外派遣の身の社員を解雇するような商習慣は日本には、
ないと言えるので、海外在住者を重鎮として採用する商習慣は日本には、
ないのです。

で、日本に降り立ったらどうしたか。

見るに見かねた亡き父の友人が、
どうしようもなければということで、
紹介いただいたのが、
「除染」
でした。

父の友人とは、もう80代に達しており、
もちろん、私の居た業界のことはわかりません。
ただ、地方では「表にも裏にも」顔の広い人物でした。
いきなりすぎるので、今、紹介できるのは、
その「除染」作業しかないとのこと。

福島は勤務地というより作業場でした。

それまでの履歴に一切こだわらず、とりあえず健康な体で、65歳前であり、
普通免許ぐあいあればできる職種は、
「工事現場の交通整理」、「ガードマン」、「タクシードライバー」、それに
単なる「日雇人夫」には体力がきつい場合は、
そこまでの体力は要らないというのが、「除染」作業員でした。

もちろん、放射能レベルの許容範囲があるので、
労働時間に制約があります。
扱う斡旋業者によるのですが、一日、
25000円の稼ぎになるとのこと。

職業に貴賤なしであり、職種への偏見はない私ですが、
放射能の課題は不明です。国の決めた基準は、暫定であり、
誰にも本当の影響の程度はわかりません。

それでも、あと2週後に作業を始めなければ、
一家路頭に迷います。

というわけで、健康診断を受けることになり、
特殊な項目もあるので、指定の診療所へ行きました。
9000円の検査費は自費で負担です。
3日後に判定がでました。

結果は、「合格」でした。
それまでの4年間、企業の正社員の立場ではなかったので、
健康保険を含め、一切の保証はなく、健康診断もしていなかったので、
ある意味では、安心したことは事実です。