日本ではいつ頃から入ってきたのでしょうか。そう、モロヘイヤ。10年ぐらい前かなと思ったら、1980年台には日本でも栽培されていたそうです。とにかく栄養価の高い野菜として一躍有名になりました。
北アフリカ原産の植物で、葉は青しそに似た形をしています。
若葉を食用とし、刻んだりゆでたりするとツルムラサキ同様、ムチンによる特有の粘りがでます。 カルシウム、カロテン、ビタミンB、ビタミンC、カルシウム、食物繊維などに富む緑黄色野菜の代表格で、抗酸化作用のあるクエルセチンも多く含む。全体的に栄養価が極めて高いことから「野菜の王様」の異名を持ちます。
インドや地中海沿岸では古くから食べられていたことが知られていて、現在もエジプトなどで栽培が盛んです。 中東や北アフリカでは、刻んで肉(羊肉、鶏肉、牛肉など)と煮込むことが多いようです。
日本に入ってきたのは1980年代で、飯森嘉助というアラビア語の学者らが「全国モロヘイヤ普及協会」を設立し、普及に努めたため広まりました。現在は日本各地で栽培されていますが、宮城県大郷町などが産地として有名です。
お浸し、スープ類、天ぷらなどにするほか、乾燥粉末をパンやクッキーの生地に練り込んだりして調理します。
ACE阻害活性のある物質を含有しているため、高血圧の抑制に効果があることが研究されています。
モロヘイヤの簡単なレシピを紹介しておきます。
● 納豆ともろへいやのねばねば和え
● もろへいやのスープ
● モロヘイヤとプルーンのスムージー