30代からの・・・・
40代からの・・・・
こんなフレーズの本が多いですね。
何かを始めるのにまだ間に合いますよという意味が込められています。
50代からの・・・
や
60代からの・・・
は、
ちょっと減り始めます。
私は50代はもうすぐ終わりなので、
必要なら、60代からの・・・という本を買わねばなりません。
確かに、何かを始めるのには、もう遅い年齢なんですね。
でも、何をやるべきか、何をやらない方が良かったのかを悟り始める年齢でもあるので
その反省を活かしたアクションを起こしたいのに、
もう遅いということでしょうか。
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ちょと、シビアな題名を挟みます。
ちょっと前に書きましたが、私自身、海外派遣の身でありながら、
不況のあおりでリストラに会いました。
しかも、年齢は50代後半!!
絶望的です。
と、周囲の皆が口をそろえて言いました。
なんで危機を察知して、事前に帰国するなり、
日本でも派遣先でも、口利きをしてもらうよう知人に頼まなかったのかとも言われました。
確かにその通りです。
来る時が来るまで、対策が打てませんでした。
そして年齢というハンデは、ものすごい壁です。
現地の人材紹介会社、ヘッドハンターたちも皆同意見。
あと10年若かったら、なんとでもなったのに。
ということ。
ネットで日本の転職サイトにも申し込んだのですが、
やはり、通り一遍の対応。
それでもスカイプ面接まで行ったこともありましたが、
やはり、海外経験者で。日本帰国者の方が優先されるのが現実。
確かに特殊技能があれば、もっと違っていたとは思います。
私の場合、海外子会社の社長という立場であり、
エンジニアは卒業済み。
年齢にかかわらず転職に有利な職種とは、
次のようなジャンルでしょうか。
タイトルに入れましたが、「技術者」では無理とは言い切れません。
しかし、希少価値の高い技術者でないと価値がありません。
経理、しかも海外法人の経理経験者
特殊工程の技術者
金型記述者
IT技術者
ISOコンサル、等
やはり専門業種で、組織の統括者とか、マネージャー、
管理者、ネゴシエイター、プランナー、営業企画等の職種は、
優れた人材でも、無冠の帝王であり、
目に見える資格ではないということです。
ヘッドハンターには理解はされます。
海外組織の統括経験者、営業、営業技術等の成功例を持つ
経験者は、経験の蓄積がモノを言うので、年齢に関係なく
いや、働ける体力があることが前提だが、
年齢が高いほど、評価されてよいと。
しかし、実際に、その資質を見抜くのは大変であるともいいます。
というわけで、生活を立て直すには時間がかかりました。
40代後半でした。あの当時、私の会社の置かれた業界は不況に見舞われました。
会社自体、中小というより小企業だったので、生き残るのに大変でした。
容赦なくリストラ、給与カット!
もうブラックと呼ばれようが、日本本社はなりふり構わず、
お構いなし。
海外では、労働者は法律に守られていますが、
どうやら日本は守られていない。
経済大国、先進国ということで、日本は国際的にステイタスが高い!はずっ、ですね。
残念ながら、私はそうは思わないのです。
特に欧州で暮らした経験があると、
違いに気づきます。
とにかく、40代後半で、あわや派遣現地でリストラという事態に。
そこで、考えました。
海外派遣の身で、現地で転職できるか?
これは非常に困難です。
そして不利!保証もない。
海外で仕事するには、会社はその個人を守らなければなりません。
各種保険(健康保険、雇用保険)、Visa、海外で効率的に仕事をするに安全な住居など。
このようなものは保証されねばなりません。
年金はかろうじて凍結処理になるので、
日本に住所がない限り、未払いという扱いにはなりません。
それらの保証が、一切カットされてしまったのです。
帰国しようにも、渡航費が出ません。
家族帯同なので、安い飛行機でも結構高額です。
さすがに、リストラといっても、
「個人雇用契約者として残す」ということになったため、
いくばくかの報酬は継続ということにはなりました。
さて、それから先は、今だから言える話であり、
しばらくの間、なんとかしのぎ、
命からがら帰国することになったのです。
結論から言えば、
海外派遣者が海外現地でリストラにあった場合、
転職は相当困難です。
インターネットでいろいろ斡旋会社ありますが、
高齢者には冷酷です。
仕事の能力よりも年齢なのです。
この辺のところ、おいおい綴っていきます。