2015年6月の記事一覧

40代後半でした。あの当時、私の会社の置かれた業界は不況に見舞われました。

会社自体、中小というより小企業だったので、生き残るのに大変でした。

容赦なくリストラ、給与カット!

もうブラックと呼ばれようが、日本本社はなりふり構わず、
お構いなし。

海外では、労働者は法律に守られていますが、
どうやら日本は守られていない。
経済大国、先進国ということで、日本は国際的にステイタスが高い!はずっ、ですね。

残念ながら、私はそうは思わないのです。
特に欧州で暮らした経験があると、
違いに気づきます。

とにかく、40代後半で、あわや派遣現地でリストラという事態に。

そこで、考えました。

海外派遣の身で、現地で転職できるか?

これは非常に困難です。
そして不利!保証もない。

海外で仕事するには、会社はその個人を守らなければなりません。
各種保険(健康保険、雇用保険)、Visa、海外で効率的に仕事をするに安全な住居など。
このようなものは保証されねばなりません。

年金はかろうじて凍結処理になるので、
日本に住所がない限り、未払いという扱いにはなりません。

それらの保証が、一切カットされてしまったのです。
帰国しようにも、渡航費が出ません。
家族帯同なので、安い飛行機でも結構高額です。

さすがに、リストラといっても、
「個人雇用契約者として残す」ということになったため、
いくばくかの報酬は継続ということにはなりました。

さて、それから先は、今だから言える話であり、
しばらくの間、なんとかしのぎ、
命からがら帰国することになったのです。

結論から言えば、
海外派遣者が海外現地でリストラにあった場合、
転職は相当困難です。

インターネットでいろいろ斡旋会社ありますが、
高齢者には冷酷です。

仕事の能力よりも年齢なのです。

この辺のところ、おいおい綴っていきます。

ビジネス, 海外

このタイトルは現在の私の年齢ではありませんね。
今、私は50代後半、もう40代ではありません。

ただ、40代は海外で過ごしたので、
こんな記事タイトルにしました。

40代は、知力、体力そして経験値すべてがピーク。

経験値は頭の動く限り、どんどん伸びるものですが、
それを具現化するには、体力もいるので。

ほとんどが中国で過ごした感じです。

企業派遣者として、取引先の開拓で、TOP同士で、アジアの場合、
乾杯の嵐。かんぱいではなくてカンペーですね。

常に、企業代表としてというより「日本人として」何ができるかを探った時期でした。

皆、企業代表人で、なんとか任期を無難に全うする
腰掛のようなサラリーマンが多かったと思います。

海外派遣者って、結構、この腰掛が多い。

私が最も興味がわかないタイプ。

仕事するなら、そこに至る経緯には関係なく、
その完成度高くやれよ!
といいたくなります。

誤解しないでください。
ワーカホリックの強要やパワハラ、セクハラなどは
もっとも忌むべきものと考えています。
野蛮、蛮行の類です。

人間たるもの、いや男たるもの、自分と家族を大事にしたうえで、
なおかつ、ある余る力で、かかわった仕事は好き嫌いにかかわらず、
結果は最高の出来栄えで無ければなりません。
しかも、こに自己犠牲は最小限に食い止めるスキルがなくてはなりません。
また、これは個人としての美学であり、
「私は自ら共感する者のみ来たれ!」
と考えており、決して、他人に強要しません。
価値の説明はしますが、
強要はしません。

そんな仕事哲学で、長年頑張ってきた会社に、
自分の努力との因果関係はないのですが、
裏切られるような事態に遭遇してしまいました。

周囲からは「人を見る目がなかったね」
と言われました。

次の記事でそのさわりをまとめます。

ビジネス, 海外

香港での起業は比較的簡単であるという話をしましたが、
では、実際に企業が進出している国としては、そのランク付けは
どうなっているのでしょうか。

東洋経済『海外進出企業総覧』によれば、
2013年の速報までわかるのですが、TOP-10は次の通りです。

中国
インドネシア
インド
ベトナム
メキシコ
韓国
タイ
アメリカ
香港
台湾

またその前の2012年は、

中国
インドネシア
タイ
アメリカ
ベトナム
インド
シンガポール
韓国
香港
マレーシア
メキシコ

やはり、中国が一番ですね。
インドネシアも伸びてきています。
この1年間で、差が出ていますが、
やはり、インドネシア、ベトナム、タイは強いですね。
日経企業が進出する国として、中国以外には、
この中でもタイが一番人気がありました。
ちなみに2007年のランクですと次の通り。

中国
アメリカ
タイ
インド
ベトナム
韓国
香港
イギリス
オランダ
メキシコ

実はタイは、アジアの国では稀なことですが、
外国に占領された歴史がありません。
そのため、英語文化には晩生です。

英語が通じにくいにもかかわらず、
宗教的観点もありまじめで従順な国民性から
生産性を上げやすいという利点があったようです。

コスト安の観点から、近年では日系企業の中国進出が盛んでしたが、
今はもう、極端に言えば10年間で10倍ぐらいの作業者コストになり、
「コスト安」はもう過去の話。

そこで、タイ、インドネシアが浮上しています。

以上は、企業誘致的観点からの話。
個人起業としてどうかというと、
香港に継ぐ国は、上表には出てきませんが、
「マレーシア」ではないかと考えます。
マレーシアには次のような利点があります。

・英語が通じる
・天候が穏やか
・IT産業には優遇制度がある
・比較的安全である
・親日的

会計会社さえ選べば、この国も香港同様、
安価な手数料と資本で会社が作れます。
銀行口座開設時にはVisaが要りますが、
一旦開設してしまえば、以降Visaの提示の必要性はありません。




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