海外で仕事をすると、大げさですが、
国を代表する意見を言わねばなりません。
国内に居れば、俺は歴史や地理が苦手でね、とか、理系だから、政治や社会の知識が無くてね、なんて意見をよく耳にします。
国内に居て、一生を終る人はそれでいいでしょう。
しかし、一旦、日本をでれば、相手はその自国のことを当たり前ですが、よく知っています。互いに自分の国のことを話せる前提で、いろいろな意見を聞いてきます。
時には「やばい話」も。
でも、たいていは、政治と個人をわきまえた話をします。
そうでないと、「中国人」「台湾人」「香港人」「韓国人」が一同に会した打ち合わせの場で、
冷静に話せません。
また、「ドイツ」「イタリア」「フランス」「イギリス」「イスラエル」の営業マンが
一堂に会した打ち合わせで、いいたいことを言えません。
こんな席で、連合国側と日独伊ではやっぱり意見が違うなぁとか、
話の肉付けやうまいジョークを交えないと一緒に商売の話はできません。
実際の場合、このような時、皆、個人としての意見があります。
自国の政治や歴史への自己批判の意見も持っています。
しかも仕事というシェルターがかかっており、オフレコ、
掟があり、守ります。
昔、嫌っていたというより悪い面ばかり見ていた資本主義の利点はここにあります。
貿易の仕事に携わり、その利害という共通法規の、しかも文面化されていない慣習法の中で、
見事に「言いたいことを言える場」が確立されているのです。
そんな中で、自国の社会事情を知りませんでは、全く通用しません。
みなさん、社会を勉強しましょう。
営業という職種の評価にはいろいろありますね。
日本国内で営業というと、どちらかといえば、その他の専門職よりも
ステイタスが低い印象があります。
「営業にでもなるか」、「営業でもやらせておけ」、「営業ぐらいしかできないものなぁ」
などのつぶやきがよく聞こえます。
はたしてそんなものでしょうか。
そもそもこの印象は、次のような評価から来ています。
他に、たとえば技術的な職能、専門職たる経理などの資格を持たないから、
営業ぐらいしかやれることがない。
人と話すだけの連絡役(メッセンジャー)にすぎず、プライドなく、
下手に出て、客に媚を売る様が見栄えがよくない。
などでしょうか。
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転職4回の私は、通算、合格につながる面接は4回こなしたことになります。
さて、これは多いのか少ないのか。
私自身、最初の面接では、かなりふてぶてしい者でした。
→50代の仕事 仕事の目的って何?
その後の面接は、もちろん、こんなふてぶてしいものではありませんでした。
2回目、つまり1回目の転職のときは、
自分を売り込む形で、面接しました。
1社目は、すでに10数年も働いて、きちんと社会性を身についていて、
売り込まないと、道は開けないし、売り込み方もわかっていたので、
一発合格の面接ができました。
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