私のリストラは、全く余裕のない、いわゆる事故のようなものだと考えていますが、深い反省の結果、予防法はあると考えるに至りました。
ただ、それを事件の最中に解決に向けて動けたかというと、無理だったと言わざるを得ません。
ただ、今、結果から反省して、当時状況を客観的にとらえれば、大事に至らず未然に防げたか、被害を最小限に食い止められたと思います。
そのような思いから、もし、同じような境遇におられる方々のために、ちょっとまとめておきます。
リストラそのものは、会社側の損益判断なので、社員たる一個人が、会社の損益を左右できるとは考えがたいので、解雇そのものを回避するという予防法ではなく、解雇前に、その場から去るか、辞令が出てもあわてることなく、受け入れられることを予防法と考えます。
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説明のつかない効果、あるいは結末。
何が作用してうまくいったのかまったくわからない解決。
そんなことは稀ですが、長く生きていると、そういうことも経験します。
いくら祈っても結果が出なかったのに、窮地に陥り、祈る事も忘れ途方に暮れていたら、
ある瞬間、あっさりと解決してしまうというような奇跡。
もちろん頻度は多くありませんが、そんな経験があります。
たとえば、スイスの山で雪渓から滑り落ち、
下は千尋の谷、もうおしまいかと思った時。
思い切り、右手を雪の壁に差し込んだら、
ちょうど体を支えるのにちょうどよい深さで腕が刺さり、
滑るのがとまり、ゆっくりと雪の壁に穴をあけながら、両手で登りあがって、
九死に一生を得たことがあります。
単なる偶然か?そうかもしれませんが、
助かった私は、そうは思えません。
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シャープが、今日の新聞によれば、3500人のリストラすることを
確定させたそうです。液晶事業の失敗で、5月半ばに、
2223億円の赤字計上をしたことがその要因なのですが、
諸行無常を感じます。
わたしも、この会社には納入業者の立場でかかわりがありました。
LCD-TV、特にAQUOS全盛期は、購買部長との頻繁な調整をした記憶があります。
強い販売力の会社で独創的でもあり、
消費者に好まれる製品を製造できる会社だと思っていました。
原材料、海外工賃が円安で高騰したこと、
中国市場への販売が不振との理由ですが、
臨機応変に対応しないと、先駆者特権はもう償却してしまった現在、
技術力だけでは、
生き延びるのが困難になってきていることを目の当たりにしました。
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