「宇宙が始まる前には何があったのか」は、ローレンス・クラウス氏の著作です。英文の原題は、「A univerce from mothing」(宇宙は無から生まれた)という題名で、これは私にはただ事ではないテーマです。この本のタイトルは、以前の記事『「無」とは何か』で紹介しています。7月末ごろ購入し、読み始めたのですが、ようやく読み終わりました。難解な箇所を何度も読み返しました。
幼少時より、次の疑問に不意に襲われ、なんとなく自分から浮いたような恐怖を体験してきました。
宇宙はいつから存在するのか
宇宙がある時点から始まったとすれば、その前はどうなっていたのか、またそのことを解明できるのか
時間に始まりがあるのか、終わりがあるのか
時間が始まる前を問えるとすれば、時間の存在しない世界をどう想像すればよいのか
無から有が生まれるのか
無とはどう理解すればよいのか
などです。問いかけ自体も正しいかどうかもわからない問いなのです。
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以前、日本で発症というニュースに驚き、デング熱の記事を書いたのですが、その後、感染者が拡大する一方のようです。最初のニュースでは代々木公園で蚊にさされて発症したとのことでしたが、今度は新宿中央公園に広がってしまいました。蚊は水たまりがあれば、すぐに繁殖します。これは良くないですね。
人から人への感染は無いので、一時的なものかと思いましたが、おそらく感染した蚊が繁殖してしまったのでしょう。熱帯地方から来る飛行機は殺虫剤のスプレー噴霧をするのですが、それをすり抜けた蚊がいたのか、感染した人を刺した蚊から繁殖したのでしょう。
生息域の北限から考えて日本国内では、「ヒトスジシマカ」が媒介したのではないでしょうか。
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EPA・DHAは、どちらもいわし・さばなどの青魚に豊富に含まれる成分です。近年、生活習慣病予防などに役立つ健康成分として注目されています。
EPA・DHAは、脂肪酸ですが、その中でも体内で合成することができないため、外部から取り入れる必要があるので「必須脂肪酸」に分類されています。
脂肪酸は「油脂」を構成する要素のひとつです。「油脂」と聞くと、「肥満」「メタボリック症候群」などのあまりよくないイメージがありますね。しかし、油脂の中の脂肪酸は体の中で体調を整える等の働きをしており、健康のためにバランス良く摂ることが必要です。
脂肪酸はその組成により「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」の2つに分類できます。「不飽和脂肪酸」はさらに「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分類できます。「多価不飽和脂肪酸」には2系統あり、それぞれn-3系、n-6系と分類されています。食品の成分表記では、別称、オメガ=ωで表現することもあり、「ω-3」、「ω-6」ともいいます。私たち人間は、この「多価不飽和脂肪酸」を体内で合成することができませんので、食物などから摂取する必要があります。つまりこれが「必須脂肪酸」です。
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